北海道株式会社のケース(6)vol.064

「社長は、共に残った1歳年上の先輩社員と一緒に事業を続けて、現在の私を存在させています」
と、【法人】は言う。

一番気の優しい先輩だと、さっき聞いた。
とはいえ、要は後輩が上司になるわけだ。気持ちは複雑だったかもしれない。
しかし、持ち前の穏やかさでその状態を受け入れ、二人の関係はその後もずっと良好だったらしい。

「ただ、おとなしい二人がいきなりビジネス界に乗り出したため、競合との競り合いになると負けることが多くて、そのことでずいぶん悩んでいました」

それはそうだろうと思う。
売上を作るところでその壁に当たり、次に考えられるのは代金回収の時に弱気になることだ。
苦労が多かったに違いない。

「そんなとき、知り合いの大学生に頼まれて、ゼミの体験学習でセールスプロモーションの実践を経験させたことがあるのです」

何となく話がつながってきた。後は想像のとおりだった。

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