宮城県株式会社のケース(8)vol.119

【法人】の話を総合すると、高パフォーマンスを期待する投資家が、投資資金をここに使ったら良いのではないか? という要求を、自ら色々と試してみたい気持ちがあったのだろう。

社長はおそらく好奇心が人一倍強く、一族の中では異端ともいえるほどだったということが、このことからもわかる。

(面白い)
こんな形で社員たちを思い、職場環境を整える経営者の話を聞いたのは初めてだ。
では一体、社長は普段、社員たちとどんな接触をしているのか?

「自分は極力控えめにして、社員たちとの接触は連れてきた幹部や外部ブレーンに任せています」
【法人】はこともなげに言った。

大きな方針は幹部に伝え、事業遂行の上での細かな口出しはしない。
ただ、社員の処遇や教育・成長度合いについては強い関心を持っている。

その理由は、業界に影響力の強かった宮城社が保有している社員たちであるということに尽きるらしい。
とにかく彼らの経験値の掘り起こしにこだわっているようだ。

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