青森県株式会社のケース(終)vol.091

あなたはもう一度【法人】の手のひらを見た。
aomori's hands

左手にはこれといった印は見られないが、右手は得意先線には、はっきりわかる食い違いが2回見られる。

青森社は会社創立から26年というが、ちょうど26歳地点が最初の変わり目である。
契機、つまりチャンスのときに、出先の拠点閉鎖、本社への人員呼び寄せなどを行おうとしている。

(やはり、この社長は運がいいのだ)
そう思わざるを得ない。

受け入れる度量の広い人間は、運勢の波が来た時に、下手に斜に構えたりせず、流れに身を任せることで適切な直観を得るのだろう。

ちなみに次の食い違いは34歳。レンタル事業は8年程度継続すると読むこともできるが、その場合、できるだけファンを顧客とするように営業の仕方を変えていくのが良いと思う。

そして、きっとその時も適切な判断をしそうだ。

目の前の【法人】にそのことを加味した次の体制づくりを示唆し、あなたは部屋を去った。

《続く》

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