北海道株式会社のケース(3)vol.061

(また「システム会社」か)
前回の▲▲社の時にも、システム会社が加わってから会社の雲行きが急速に怪しくなっていった。
あの時は、自社がもともと抱えている、根本的な問題を加速させてしまったからだった。

しかし▲▲社の場合は、商社化を視野に入れたインフラ強化という明確な方針があったので、アドバイスの糸口が見つけやすかったのだが……。

(プロフェッショナル集団を目指す、か……)
何とも掴みどころが無くて曖昧で厄介だ。

定義があるようで無いのが「プロ」という言葉だが、北海道社の社長にとってそれは、経営者としての「魂の象徴」とでも呼ぶのがふさわしいのではないか。

創業社長が「祭り好きだから、俺はイベント屋」と、短いフレーズに自身と会社の生きる姿勢を凝縮させていたことを思わせる。

(となると、「定義」だとか「意味」だとか、他人が余計な理屈をつけてはいけない聖域じゃないか?)
システム会社の営業が何を言ったか知らないが、どうもロクなことを言っていないような気がしてきた。

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