▲▲社のケース(3)vol.050

(社長の交代から仕入先との関係性が変わるまでの4年に何があるのか)

個人を【法人】に置き換えての鑑定という、非常識なことをしているのでなければ、このケースは「現実面の変化を心理的に受け入れて、完全に馴染むまでに4年ほどかかった」という解釈をもとに会話を進めれば、それがピタリと当たったり、当たらなかったとしても、それなりの傾向をつかむことができる。

ちなみに、「当たっている、いない」は依頼者本人の主観であり、それを占い師にどう表現して見せるかは時によって違う。

「スゴイ! 当たった!」とはしゃぐこともあれば、「全然違うけど」と冷たく否定されることもある。

それは、依頼人が占い(又は占い師)へ抱く好悪の感情によって変わるケースが多い。当然、好意的であれば「当たった!」という肯定寄りの反応になる。

また、占い師に好意を抱けなかったとしても、鑑定内容を肯定した方が今の自分にとって都合が良いと判断して、自身に言い聞かせるためにことさらテンションを上げることもあるし、その逆もある。
依頼人は実に千差万別だ。

だから、鑑定する側が『当たる、当たらない』にこだわってもあまり意味がない。
欲しいのは「真実」ではなく、相手の傾向を知るための「要素」なのだ。

だが、相手が名乗る【法人】という“設定”に話を合わせてトークを展開しなければならないこの局面では、これまでの常識的判断は通用しない。

通用しないはずだが、あなたはあえて、最初の直観に沿って相手に質問してみた。

《続く》

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