宮城県株式会社のケース(6)vol.117

「社長は、市場の転換と拡大を手掛けたのですが、その時最も重視したのは『市場における自社戦力の留保』でした」

(?)
言っている言葉は理解できるが、言っている意味が理解できない。

あなたの目が点になっていることや、その理由は関心の外らしく、【法人】はそのまま言葉をつなごうとしている。

(どうしようかな)

【①:話を続けさせ、後で話の腰を折る】か、【②:最初に話をストップさせてから、ノンストップで話させる】か?

対話コミュニケーションにおいて、この選択肢が重要になることがある。

何となく①は「わからないなら最初に質問しろ」と怒られそうな気もするが、必ずしもそうではないとあなたは考えている。

話の途中で腰を折られたことがきっかけで、仲間内では説明不要と決め込んでいる事柄が、実は顧客への説得力に欠けるものだと気づく等、甘かった点が浮き彫りになることがある。
そんなときは②より①のほうが効果的だ。

あなたは、【①:話を続けさせ、後で話の腰を折る】を選択した。
この後何を言おうとしているのかがまったく不明瞭なまま、あえてしゃべらせてみた。

相談業としては、ある意味冒険的な態度だ。

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