宮城県株式会社のケース(2)

行く手を阻む様々な問題を乗り越えた先の未来を信じ、今の「不快」をすべて「快」に変換し続けられるのが『夢』
行く手を阻む重苦しく具体的な問題を棚上げし、目をそらすために未来を妄想し、つかの間の「快」を繰り返しているだけなのが『自己満足』

単なる自己満足を、「夢に向かう力強い行動」に変えれば、人生の路が開けてくるという法則は、どんなことにも当てはまる。
ただし、何でもかんでも「夢に向かった力強い行動」に変えてもよいのか、ということだ。

不倫が「単なる自己満足×2人前」にとどまっているからこそ、周囲(特に大切な人たち)を巻き込んでの大問題を引き起こさずに済んでいるという現実もある。
ある意味、当事者たちの倫理により、単なる自己満足的な不倫に抑えているという側面もあるだろう。

勇んで『夢』に向かうと、どちらかの、あるいは双方の家庭を破壊し、家族親族との決裂や、仕事面では左遷・離職、地域社会ではウワサ話と白眼視などといった「行く手を阻む様々な問題」が発生するからだ。

どんな逆風のさなかにあっても、それを乗り越えた先の未来を信じ、今の「不快」をすべて「快」に変換し続けられるだけの『覚悟』はあるか?
結局、『夢』=『覚悟』
『自己満足』とはやはり、次元が違うのだ。

目の前にいるのは【法人】だが、ついあなたは感慨にふけった。

あなたが初めて不倫の相談を受けたのはずいぶん昔だ。
当時のあなたはたぶん、21、2歳だった。

ろくに恋愛経験もないあなたが、妻子ある男性との関係に悩む一回り以上年上の女性から、未知の世界の領域の話を聞きながら面談を展開する。
まだ若く、人生経験や人間的深みを軸にトークを展開するなどという芸当はできない。

これは相談業一般に通底する問題だが、年齢が若いことが不利な状況を生むことが多い。

(こんなに若くて、私の置かれた立場やその苦しみが理解できるの?)
という不信感を抱かせてしまうからだ。

それは、本当の信頼を得るまでの間、継続する。
常に相手の不信感にさらされ、態度や言葉は絶え間なく観察される。
それを受け入れることからスタートしなければならないのだ。

その時の依頼者は、かつてあなたが鑑定した相手からの紹介だったため、その点で最初から信用のゲタを履いた状態だったが、それでも手のひらのデータベースをいかに深く読み込むかがすべてのカギで、一心不乱に彼女の手を凝視しながら解釈し、読み取った内容をアレンジして話をした記憶がある。

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