青森県株式会社のケース(14)vol.084

(うーむ)
別に、あなたの違和感を解消することが、必ずしも青森社の問題解決に役立つとは言えない。

そんなことより、常識的に考えれば事業縮小という方向性が定まってきたのなら、撤退に関する具体的な方策の検討に取り掛かるのがセオリーのはずだ。

あなたが考えるべき内容としては、そちらの方が正論だとは思う。

しかし、【法人】の手相鑑定などというセオリー無視のスタイルを取ったあなたには、セオリーからでは得られない手段でのアプローチこそ重要ではないだろうか。

(あ……)
セオリー無視で思い出した。Unknownへのアプローチをすっかり忘れていた。
あなたは【法人】に、手のひらを差し出すよう促した。

aomori's hands

個人 【法人】
生命線 取引線(売上仕入線)
運命線 取引先線
知能線 製品線
感情線 社員線
太陽線 市場線
結婚線 関係線

(なぜ、こういうことになったのだろう)

手相は変わっていくものだ。

たとえ生まれつき不向きなことでも、日々それをしなければならない環境に身を置くと、能力の習得と共に手のひらの状況も変わる。

どこまでが先天的で、どこからが後天的な変化を遂げたのかわかりづらいが、しばし見入ってしまうほど興味深かった。

読み解いてストーリーを作るのに、どこから紐解こうかとワクワクする。

(『社員』に重点を置くのがよかろう)
しばらく眺めたうえで方針を立てた。

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