岩手県株式会社のケース(9)vol.101

ただ、この仕事を引き受けるときから一貫してオヤジさんがこだわるのは、金額よりも「自分が作った製品が大切に使われるかどうか」であり、それは「技術」に対しても同じことだという確信が、あなたにはある。

(だから、金銭的なことではなく、公開した技術が大切に扱われる保証がないことに抵抗を感じるのではないか)

仮に、ここであなたが【法人】に、ホームページを作って技術そのものを掲載するよう示唆すれば、それは実行されるだろう。

しかし、強引にそれをすれば、岩手県株式会社の、決して侵してはいけない領域に踏み込んで、【法人】の魂を傷つけることになる気がしてならない。

(解決するための「テクニック」や「効率」をいたずらに追うことで、本当に大切なものをおろそかにしてはならない)

これはたぶん、あなたなりにこの仕事に携わるうえでの倫理だと思う。

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