青森県株式会社のケース(12)vol.082

(成長期なら、それもいいだろう)
成長期は、顧客の数が増える時期だ。

客は、その商品やサービスが欲しいので、買うこと自体はほぼ決定している。
あとは、どこから買うかという選択だけが残された状態にある。

だから成長期は「今売れている商品を売ればよい時期」であり、「顕在顧客に最もスピーディーに到達する競争の時期」とも言い換えられる。
同じ業態で株式公開している企業が無いなら、上場することもまた有利な条件を持つ要因になることだろう。

(しかし、残念ながら今は成熟期だ)
成熟期に上場するということがどんなことか、青森社の社長には念頭にないと思うし、システム会社の営業がそこまで懇切丁寧に話すだろうか。

「今売れている商品を売ればよい成長期」とは違い、成熟期は「次のヒット商品を出さなければいけない時期」だ。
売上や利益が上昇しなければ投資家に対するアピールが弱くなり、株の売買では売りが先行して株価は下落するというリスクがある。

その防止策についての助言をしているかどうかということだ。

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