北海道株式会社のケース(10)

プロフェッショナルの養成に必要な条件は、すでに整っている。
マニュアルどおりに動いてくれる人材を、じっくりと1人前に育てられる会社。

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北海道株式会社(左手)
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北海道株式会社(右手)
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今回の基本線ガイド(北海道)
個人 【法人】
生命線 取引線(売上仕入線)
知能線 製品線
感情線 社員線
太陽線 市場(マーケット)線
結婚線 関係線
影響線 影響線

(人差し指と中指のちょうど真ん中に達する感情線)
自分に良く、他人にも良い関係づくりに秀でていて、思いやりにあふれている性格。
女性にこの相がある場合、よく『良妻賢母の相』と表現されることがある。
あなたの置き換えでは「感情線」は「社員線」だ。▲▲社の鑑定では実際にその解釈で間違っていなかった。
おそらく、良妻賢母の相は、社員たちを子供とした場合、しつけや教育の在り方を示すのではないだろうか。

左手社員線の先端近くから数本出ている下向き短線は、個人の場合なら「他者の気持ちに対する感受性の細やかさ」を示しているが、これは北海道社の場合いうまでもなく業務マニュアルの造りに表れている。

小指のすぐ下、外側から中心部へ真横に伸びる短線は「結婚線」だ。
これは「関係線」と置き換えることにしている。社員との関係や社会との関係といったものを示す。
綺麗に1本だけ、長くはっきりと伸びるこの形は、実に理想的だ。もちろん、どんな関係性を目指す企業かによって理想の形は違うから、何が理想的だとは一概に言えないが、他の線やその勢いから判断すると、この【法人】の関係線はこの形が相応しいと思う。

(やはり、社員の採用が、今回の鑑定のポイントではないか)
採用方針を変更させることと、基幹システム導入話を白紙にすること。
このふたつを提案すれば、依頼を果たしたことになるだろう。
あなたがしゃべろうとした刹那、【法人】から質問してきた。
「社長はいつごろまで、この頻繁な採用を繰り返しそうですか?」
あなたは言葉に詰まった。

実はそれが、矛盾を感じつつ、どうしても答えが見出せなかった点なのだ。
関係線が綺麗に一本だけ伸びている。
互いに理解し合う安定した関係性に恵まれる特性の持ち主だと思う。
それなのに、社長が社員との関係において、その特性に反したことをし続けていることに、うまい説明がつけられない。
『プロフェッショナル集団を求めているから』というのは社長の願望だが、結果として起こしている行動が、【法人】そのものの基本的性格と合わないのだ。社長といえども【法人】に内在する要素のひとつにすぎないなら、それが暴走している異常さには別の原因があるはずだが、あなたはまだそれを解明していない。

ただし、大衆人気で末永く発展できそうな印(左手小指側から薬指の根元に向かって伸びる市場線)がくっきりと存在し、北海道社の活動自体が社会との良好な関係性を築いていくのは間違いなさそうなので、遅まきながらも【法人】が社長を誘導し、大卒にこだわる採用にブレーキをかけていけば、いずれは手のひらの状態と現実がマッチするだろうという判断だった。

(一応、先を読んだうえでの提案のつもりだが、どうやらそれだけを伝えても納得はしないということか)
【法人】にとっては、どうしても解消したい疑問だったのだろう。というより、社員たちの総意だったのかもしれない。

こういう時の対処に、鑑定の質が問われるのだ。
用意した回答をしようとしたら、先にそれを封じられた、という状態だ。

客側の意向を無視して鑑定者の側が、「自分の答えは、もうこれに決めているから」とばかりに、説得力のない解釈を押し付けたら、当然ながら客は不満を持つ。
客の成熟度が低くて鑑定者の解釈をブロックしているだけなら、緩急を使い分けつつ当初の回答を押し通すことに意味があるが、この場合は、こだわった行動をとっているのは社長であって【法人】ではない。
【法人】はあなたと議論がしたいのではなく、あなたに質問をしているだけだ。ごまかすわけにはいかなかった。

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