宮城県株式会社のケース(3)vol.114

(やはりここは王道をとって、人事データを見てみるべきだろうか)
【法人】に社員マスタを表示させ、不倫フラグ(!)に「1」を立てた社員だけを抽出した。

不倫の相手が社内に存在する同士で並べてみると、男性が年上のカップルがほとんどだが、女性が年上という組み合わせもある。

男性が年上の場合、ふたりの年の差は大きいのに比べて、女性が年上の場合は年齢差がさほどない点があなたの目を引いた。

(こういう関係の場合、年下女性は相手の男性に「父性」を求め、年下男性は相手の女性に対し、「姉性(?)」を求める傾向があるのだろうか)

しかし、女性側から「父性」を求めるほどの年上男性が、その付き合いが深まるにつれ「未成熟さ」が顕著になるケースも多く見られ、予備情報なしで女性のほうの話を聞いていると、彼女の不倫相手は同年代のいかにも頼りなげな男性像として思い浮かんでくる。

そんな場合、しばらく話を聞いた後に相手男性の年齢を聞いて驚くこともあるが、彼女たちの多くはなぜか、相談に来たにもかかわらず、当初は相手男性の年齢を明かしたがらない傾向があり、どこかで心理的なブロックが働いていることがうかがえる。

あるいは、相手男性から父性を感じる一方、逆に自らの母性を相手に当て込んで、まるで我が子を守るかのような態度に出てしまうのかもしれず、だとすればこれは共依存の一種かもしれない。

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