オーバーフォース(1)▲▲社の鑑定を終えてvol.058

相手があなたに支払った金額が大きいから大きな波が来たわけではなく、あなたの鑑定が相手の【法人】に非常に大きな価値を与えてしまったことに端を発した「大きなエネルギーの満ち引き」の中で具現化したモノにすぎない。

あなたに自覚があろうがなかろうが、そんな大金が姿を見せるほどの大きな力(フォース)の中に身を置いてしまったのだ。

このことを振り子に例えると、あなたが外界に対して施した力によって、振子のオモリは大きく片側に振られた状態になった。 そして、外界からは金銭という形でそれに見合う振れ幅が、あなたという個人に振り返された。

振った分だけ振られているのだが、このとき「働きに応じた報酬を受けたから、振り子のオモリは垂直に戻った」と錯覚することが、その後の人生を大きく狂わせる要因になる。 

今回受け取った金額が、これまで送ってきた生活をベースに考えて、あなたの身の丈に合わないほどの大金だったなら、その持て余すほどの力(オーバーフォース)に対抗するだけの人物的な器を備える必要がある。

しかし、そんな器など、一朝一夕に備わるものではない。

下手に蓄財をしても、扱いなれない財産に振り回されてもっと大きなものを失うことになる可能性が高いし、浪費で失おうとすれば生活はすさみ、二度と社会の表舞台に立てなくなることすらある。

今あなたができることは、世の中に向かってもう一度振り子を振り返し、起こしてしまった力の自然な流れを止めないようにすることだ。

分不相応に大きな振れ幅を押さえ込んで、再び垂直にオモリが垂れた状態にしたいなら、振る力を徐々に弱めるしかない。

あなたがしている仕事は、『仲間を募って、将来は譲り渡す』といったいわゆる『事業化』ができないからだ。

これらのことは、あなたの今後の課題だ。

今はまだ、「気持ちが大きくなる」といった精神状態にもなっていないが、それはまだオーバーフォースの実感がないからだ。

無事、来月分の家賃の振り込みをしながら (住居が得られていることの幸せに感謝) などと、慎ましやかでほのかな温かみを得ているという、穏やかな心境だった。

(【法人】鑑定第2エピソード『シロウト跡継ぎの天才的経営術(北海道)』へ続く)

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